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【J-WAVE81.3FM / 2026.2.15放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

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J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2026年2月15日放送

「南河原スリッパ」

今回ご紹介するのは、埼玉県行田市南河原の伝統産業「南河原スリッパ」。
「南河原スリッパ」を製造している南河原商工会の佐野和美さんにお話を伺いました。

埼玉県北東部に位置する南河原は、人口およそ4,200人の稲作地域。
1950年頃、農閑期の副業として草履をつくっていたことをきっかけに、スリッパ産業が発展しました。

1980年頃には、地区の8〜9割の世帯が関わるほどの一大産業に。
スリッパ発祥の地ともいわれ、全国一の生産量を誇るまでになりました。
年間3,000万足以上を生産し、国内生産の約7割を占めるまでになったといいます。
しかしその後、職人さんの高齢化や担い手不足が進み、かつて40社あった業者は現在4社にまで減少。
伝統が消えていくことに「もったいない」「寂しい」——そんな想いから立ち上がったのが佐野さんでした。

2017年、南河原商工会を中心に「南河原スリッパプロジェクト」が発足。
新たなブランド「南河原スリッパ」が生まれました。
伝統的な“吊り込み”製法を大切にしながら、佐野さんが挑戦したのは「生地」から変えること。
アフリカやブラジル、ヨーロッパの柄など、世界の伝統生地と南河原の技術を掛け合わせ、後世に残るものづくりに取り組んでいます。

藍染めを用いたスリッパもあるそうで、履き心地の良さも魅力のひとつ。
型崩れしにくく、洗える素材でつくられているため、洗濯機で何度洗っても、洗うたびにふかふかになっていくのだとか。

取り組みを続けて10年。後継者も誕生したそうです。
一足のスリッパに込められた歴史や挑戦が、使う人の暮らしへ、そして次の世代へと受け継がれていく——。
そこに込められた想いが、これからも誰かの日常へとつながっていくといいですね。

ご興味のある方は是非、「南河原スリッパ」のWebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION