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【J-WAVE81.3FM / 2025.11.9放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

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J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2025年11月9日放送

「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」

今回ご紹介するのは、宮城県石巻市を中心に活動している若手漁師集団「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」。

「フィッシャーマン・ジャパン」は2014年5月に設立。
当初はワカメ漁師さんを中心とした仲間たちから始まり、今ではIT・デジタル・流通の専門家も含む約30名で活動しています。

水産業といえば、「3K」――きつい・汚い・危険――というマイナスなイメージを持たれがちですが、そのイメージを「新3K」――カッコよくて・稼げて・革新的――な産業へと変えていこうと挑戦しています。
具体的には、新しく漁師を目指す人を増やす「トリトンプロジェクト」。そして、環境や学術の視点から現場を変えていく「フィッシャーマン研究所」の提供、さらに水産加工業の採用支援や業務改善のサポートなど、水産業の未来を支える活動を行っています。

今、水産業が抱える大きな課題は「漁師の減少」。ここ30年でおよそ半分にまで減り、後継者不足が現状です。
さらに漁獲量の減少や魚離れの進行など、さまざまな問題が重なっています。
その中で力を入れているのが、地元・石巻市の子どもたちへの水産業の魅力発信活動です。
水産加工会社の社長と一緒に地元の中学校や高校を訪れ、魚をさばく調理実習を通して、水産加工の仕事の面白さを伝えています。
実際に授業を受けた生徒たちからは、
「こんなにたくさんの水産会社が町にあるなんて知らなかった!」「魚をさばくのが楽しかった!家でもやってみたい!」 といった嬉しい声が届いているそうです。

水産業の今抱える課題を漁師さんだけでなく、様々な業種とつながり多方面で挑戦する。 そして、地元の子どもたちに伝えていくことで新たなコミュニティが生まれる。
いろいろな“つながり”の形があるフィッシャーマン・ジャパンの挑戦が、海と人そして未来へとつながる“新しい水産業の形”になっていくといいですね。

ご興味のある方は是非、「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」のWebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION