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【J-WAVE81.3FM / 2025.9.14放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

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J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2025年9月14日放送

地域文化商社「うなぎの寝床」

今回ご紹介するのは、福岡県八女市を拠点に活動している地域文化商社「うなぎの寝床」。
株式会社うなぎの寝床 取締役の富永潤二さんにお話を伺いました。

「うなぎの寝床」は2012年、福岡県・筑後地方のモノづくりを伝えるアンテナショップとしてスタート。
今は地域文化商社として、地域文化を感じられる全国のものづくりを取り扱ったショップや久留米絣(くるめかすり)という福岡の織物を使った「もんぺ」などを企画・販売し、器や木工、竹細工など幅広い生活道具を全国の作り手と協力して紹介しています。

伝統工芸品である久留米絣を伝えるために「もんぺ」をツールとして活用しています。久留米絣は柔らかい着心地、生地の風合いの良さ、肌に当たった時の気持ち良さ軽さが特徴です。アメリカの「ジーンズ」は、元来鉱夫のワークパンツとして使用されており、それが日常着に変わっていったという歴史があります。日本の「もんぺ」も農作業からはじまり、日常着へと変化していく可能性があるのではないかと考えています。

久留米絣自体は産業として縮小していっていますが、まずは久留米絣を知ってもらう、それを職人さんと共有して、つなげていくことが大事だと話します。「日本のジーンズ」をキャッチコピーに取り組みを続けています。

現在、八女市や福岡市内の店舗を拠点に、販売だけでなく、産地や作り手を紹介する情報発信やツアーなども実施しているそうです。
伝統を守るだけでなく、今の暮らしに自然に取り入れられる形を探りながら、地域のものづくりを未来へつなぐ活動をしています。

「もの」と「ひと」を介して、地域文化の現代社会においての経済的・社会的な継続と活用方法をみつけて発信している「うなぎの寝床」。地域で培われてきた文化が現代だけでなく未来へとつながることを願います。

ご興味のある方は是非、地域文化商社「うなぎの寝床」のWebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION