【J-WAVE81.3FM / 2025.9.7放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2025年9月7日放送
株式会社やましたグリーン
今回ご紹介するのは、植木の里親プロジェクトに取り組む造園会社「株式会社やましたグリーン」。
代表の山下力人さんにお話を伺いました。
2004年に、庭師を子どもにとってあこがれの職業NO.1にするという大きな理念のもと「やましたグリーン」を設立。
植物の剪定やメンテナンスをする作業とお庭造りといった造園業のほかにもう一つ、やましたグリーンには特徴的な事業があります。やむを得ずお庭の木を伐採しなければならないとき、そのまま処分するのではなく、生かしたまま引き取り、新たに育ててくれる里親さんを探す取り組み“植木の里親事業”です。
13年前、庭じまいのためにやむを得ずお庭の木を伐採しなければならない依頼主が「亡くなった主人との思い出の木なので、本当は処分したくはない」というお話をされました。山下さんご自身が木を引き取って育てたところ、大変喜んでくれたことがきっかけで事業が始まりました。庭木に限らず、観葉植物などにも対応しています。
庭木に関して大きな課題は、大切な根を傷つけないために、機械を使わず人の手で掘り上げる作業は樹齢の長い木ほど時間も手間もかかること。大きな木は特に引き取り手を探すのも難しく、遠方だと運送料が高額になることもあります。敷地の広い企業や遠方の方と関わりをつくり、植物の里親を探すプロジェクトが全国に広がっていくことが今の目標だと山下さんは話します。
子どもの頃からあこがれ続けて庭師になった山下さんの想いと行動が、植物の命をつないでいき、また、人をつなげていく。素敵ですね。
ご興味のある方は是非、「株式会社やましたグリーン」のWebサイトをチェックしてみてください。
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