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【J-WAVE81.3FM / 2025.7.6放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

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J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2025年7月6日放送

「東京おでかけプロジェクト」

今回ご紹介するのは、医療的ケアが必要な子ども達とご家族向けのおでかけイベントを開催する団体『東京おでかけプロジェクト』。
代表の中嶋弓子さんにお話を伺いました。

「東京おでかけプロジェクト」は2019年に設立。
設立のきっかけは、あるご家族との出会いでした。中嶋さんは以前、福祉施設の整備に関わるお仕事をしていましたが、「人の目が怖くてお出かけできない」と語るご家族と出会い、必要なのはバリアフリーが整っている福祉的な施設ではなく、街の人達の目をかえるような居場所や空気だと気づいたそうです。
医療や福祉の専門家ではないけども、素敵な場所や人はたくさん知っていたので、活動をスタートしました。

「東京おでかけプロジェクト」はこれまでに、世界遺産・仁和寺での書のパフォーマンス、アロマイベント、本屋の貸切企画など、多彩なイベントを開催。
医療的ケアが必要な子ども達とご家族の皆さんがおでかけしたいと思うような場所を貸し切り、自由におでかけできる街を目指して活動を続けています。

定期的に開催するイベントとしては、神保町にある子どもの本専門店を貸し切り、一万冊の絵本に囲まれて、お気に入りの一冊を探すイベント。一家族につき、1人「おでかけサポーター」というボランティアスタッフをつけて実施しています。
ボランティアスタッフの中には小児科医や、保育士などの専門職の方もいますが、イベントでは肩書きや職種など明かさず、名前で呼び合います。肩書きを明かしてしまうと、自然と子どものケアの話になってしまいます。肩書き抜きで関わることで、「今、笑ったね」「この本ワクワクして眺めているね」など何でもないような会話を楽しむことができます。丁寧に自然で出会った街の素敵な方といろいろなコミュニケーション重ねながら、

どうしたらご家族に参加してもらえるか、心地よくイベントを楽しんでもらえるか考えながらイベントを計画しています。
参加されるご家族にとっても思い出に残るような時間になるような時間を積み重ねていきたいと中嶋さんは話します。

この「東京おでかけプロジェクト」の開催する場が、新たな出会いにつながり、ご家族も安心できるもう一つの場所になるといいですね。

ご興味のある方は是非、「東京おでかけプロジェクト」のWebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION