ハミングバード

newsお知らせ

【J-WAVE81.3FM / 2025.5.18放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

Media

J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2025年5月18日放送

「HOZU BAG」

今回ご紹介するのは、パラグライダーの素材をアップサイクルして作られたバッグ「HOZU BAG」。
株式会社HOZUBAG代表の武内昭さんにお話を伺いました。

「HOZU BAG」は多様な資源循環の在り方を模索し形にするブランドです。役目を終えて飛べなくなったパラグライダーを素材として活用し、軽量で丈夫な特性をいかしたシンプルで洗練されたバッグを制作しています。

きっかけは2018年12月京都府亀岡市が発表した「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」。
同市より「パラグライダーの生地を使って、エコバッグをつくるイベントをしてほしい」と依頼がありました。武内さんは、このイベントを行うにあたり、「エコバッグを啓蒙するための“一過性のイベント”にはしたくない。もしやるのであれば、小さくてもいいから本質的に社会を変えるようなアクションにつなげたい」と提案したそうです。

参加していた方の反応や地域の方々とのコミュニケーションを通じて、行き場のないパラグライダーを回収、解体する工場を作ること決断します。クラウドファンディングで資金を集め、「HOZU BAG」プロジェクトをスタートさせました。

「HOZU BAG」の「HOZU」は京都府亀岡市を流れる、保津川下りで有名な保津川に由来。“水の循環のように自然で当たり前のような流れを作ること。その循環の中で川のような存在でありたい”と願って名付けたそうです。

「HOZU BAG」の特徴は素材そのものが語る背景。それぞれのパラグライダーが過ごしてきた時間は大切にされていて、経年劣化や表情が同じものが全くありません。世界で10万人以上のアクティブ競技者がいるパラグライダー。ライダーや競技者からも「捨てられずにいたものが生まれ変わって嬉しい」といった声が届いているそうです。

武内さんは、バッグを見た時にまず「手に取ってみたい!使いたい!」と心が動くことを一番大事にしています。使っていくうちに、「このバッグは環境に配慮した廃棄で作られている」と知ってもらえたらうれしいと話します。

5月11日(日)に大阪・鶴見緑地にて行われたハワイアンイベントの会場でも、「HOZU BAG」のブースを見かけました!

私たちは日々、無意識のうちにいろんな選択をしています。
その選択の中で、環境を良くするにはどうしたら良いか考えるのもとても大切なことで、自分自身にとって新しい出会いにつながるきっかけにもなります。
飛べなくなったパラグライダーに新な翼を授ける、とても素敵な活動ですね。

ご興味のある方は是非、「HOZU BAG」のWebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION