ハミングバード

newsお知らせ

【J-WAVE81.3FM / 2025.4.27放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

Media

J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2025年4月27日放送

NPO法人「シングルマザーズシスターフッド」

今回ご紹介するのはNPO法人「シングルマザーズシスターフッド」。
代表の吉岡マコさんにお話を伺います。

「シングルマザーズシスターフッド」は20分のオンライン講座を週4回定期開催しています。講座ではひとり親の女性が自分自身の身体と心を大切にするストレッチと瞑想という能動的なセルフケアを行います。参加は無料で、これまでに45都道府県から4,000人を超える方が講座を受けています。

吉岡さんは、自身の出産をきっかけに産後の女性の体のダメージが大きいことや回復するためのサポート体制が少ないことを実感し、産後の女性の体と心に寄り添うNPO法人「マドレボニータ」を1998年から運営していました。2020年にパンデミックが始まった頃、ひとり親の孤立が一気に深まっていることに気づき、まずは全国のシングルマザーとオンラインでつながることから始めました。予想以上にニーズが高いことから、2021年にひとり親家庭へのサポートに特化した「シングルマザーズシスターフッド」を新たに立ち上げました。

参加した方の特徴的な反応はふたつ。
ひとつめは、セルフケアは贅沢品で自分には関係ないものだと思っていたという声。実はセルフケアは子どものためにも、自分のためにもプラスになることばかりだから、セルフケアの時間を取る事はとても大事だと気付くそうです。
また、参加して初めて自分以外のシングルマザーと出会ったという声もあります。日頃、自分の境遇を明かさずに生活しているひとり親が意外に多く、これはシングルマザーの孤立を象徴する声だと吉岡さんは話します。

「シングルマザーズシスターフッド」は、毎年母の日に合わせて「Mother’s Dayキャンペーン」と称して、シングルマザー自身が自分の言葉で綴ったエッセイを発表しています。特に今年は5周年ということで過去にエッセイを書いてくれたシングルマザーにインタビューをします。エッセイを書いたことで自分を肯定できるようになったり、あたらしい一歩をふみだすきかっけになったという声も多いそうです。
シングルマザーにも多様性があるという気づきがひとり親への差別や偏見を少しずつ変える力になってくれれば、と今年も「Mother’s Dayキャンペーン」を実施します。

自分をケアする場に参加する過程で、同じ立場の仲間と出会ってお互い励ましあったり、よい刺激を与えあう。多様性が尊重され一人ひとりが自分らしく活きいきと暮らしていける社会になっていけますように!
シングルマザーの心のより所になっている「シングルマザーズシスターフッド」の活動に注目していきたいですね。

ご興味のある方は是非、「シングルマザーズシスターフッド」のWebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION