【J-WAVE81.3FM / 2024.10.20放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2024年10月20日放送
「特定非営利活動法人 神戸海さくら」
今回ご紹介するのは、兵庫県神戸市の須磨海岸で、毎月ビーチクリーンを行っている団体「特定非営利活動法人 神戸海さくら」。
「海さくら」は、2005年から神奈川県江の島・湘南を拠点に活動をする団体です。
設立以来、同じ想いで活動をしたいという人が増え、現在では日本各地をはじめ、海外でもNPO法人が設立されています。その一つが「特定非営利活動法人 神戸海さくら」です。
須磨海岸は非常に自然豊かで、歴史物語に出てくるような風光明媚な自然海岸です。JR駅を降りると目の前が須磨海岸なので非常に良い立地です。
しかし、かつては来場客のマナーが悪くゴミだらけで地元の人々も近寄ることができないような海岸でした。
その状況を見て文句だけ言っていても、海岸を汚している人達と変わりないと、ゴミの一つでも拾ってみようと思い、2013年に「特定非営利活動法人 神戸海さくら」を立ち上げました。月に一度必ずビーチクリーンをすると決めて活動を始めました。
始めの5年は「この海岸は一生キレイにならないかも」と思っていたそうです。
その後、神戸市とスマイルプロジェクトを設立。参加型のイベントを開催して、ボランティアがゴミを拾うだけではなく、海岸にゴミ箱を置くことで訪れた人達にも分別をしてもらう取り組みを始めました。
数年前から須磨海岸は見違えるようにキレイになり、今ではほとんどポイ捨てゴミが無くなりました。
水中カメラマンが海の中を撮影した際には、アマモ(海藻)の中にアオリイカが卵を産みつけていたり、魚の稚魚が泳いでいる写真が撮れるようになりました。地元の漁師さん達と一緒に地曳き網体験をした時には多くの魚が獲れるまでに。色々なことが変わってきて、自然が豊かになったと実感しているそうです。
「ビーチクリーンのイメージを変える」を合言葉に、若い人達にも楽しみながら活動してもらいたいという考えから、活動に参加するために事前申込の必要はなく、必要な道具も全て用意してあるので手ぶらで参加できます。遊びに行くついでに寄るもよし、朝起きて気分が乗らなかったら行かなくてもいいそうです。
海水浴シーズンは午前中と夕方の2回ビーチクリーンをしていますが、夕方のサンセットビーチクリーンもオススメ。
12月はスタッフの方々はじめ、参加する方達もサンタやトナカイの仮装をしてビーチクリーンをするイベントも行っています。
先日、当団体もビーチクリーンに参加しました。(訪問記事はこちら)
とても参加しやすいので、引き続き参加していく予定です。
「楽しくなければ続かない」という基本理念が「気軽に自分のペースで」になり、継続することにつながっています。
ご興味のある方は是非、「特定非営利活動法人 神戸海さくら」のwebサイトをチェックしてみてください。
<番組内で放送した内容はこちら>
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