【J-WAVE81.3FM / 2024.8.25放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2024年8月25日放送
「TSURUMI こどもホスピス」
今回ご紹介するのは、大阪市鶴見区に開設した日本初のコミュニティ型こどもホスピス「TSURUMI こどもホスピス」。
公益社団法人 こどものホスピスプロジェクト副理事長の小児科医、原純一先生にお話を伺いました。
「TSURUMIこどもホスピス」は、こどもホスピス発祥の地、イギリスに留学経験のある医師の「日本にもこどもホスピスはできないか」という想いのもと、2016年に誕生しました。命を脅かす状態にある子ども達とその家族を対象にした日本初の民間ホスピスです。
子どもでありながら亡くなってしまうこともある中、「彼らの人生をより充実させてあげたい」という願いを「より深く生きる」と表現し、たとえ期間が短くてもより深く生きることを支援したいと活動しています。
闘病生活では、ベッドの上でつらい投薬や手術に耐えながら、家族や友達にも会えず、頑張るしかない、というのが現状です。そんな子どもたちの希望に耳を傾け、様々な取り組みをしています。
小さな希望から大きな願いまで、病気の症状、年齢、家族によって、やりたいことは人それぞれ。施設には自由に遊んだり、絵本を読んだりできる多目的スペースや10代の子ども達向けにはカラオケルームがあったり、宿泊ルームもあります。緑も豊かで解放的な施設では季節のイベントやマルシェなども不定期で開催しています。
家族だけで過ごそうとしてしまうご家庭には、子どもに色々な経験をさせたいと自発的に思ってもらうための啓蒙活動を行ったり、スタッフを「信頼できる人達」と捉えてもらい、友達として寄り添いながら、安心できる場所で望みを叶えたり、経験を積んでいく提案をしているそうです。
「TSURUMI こどもホスピス」の施設の利用は無料で、運営資金は全て民間からの寄付で成り立っています。子ども達の為に善意の輪が一層広まる事を願います。
ご興味のある方は是非、『TSURUMI こどもホスピス』のwebサイトをチェックしてみてください。
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