【J-WAVE81.3FM / 2024.8.4放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2024年8月4日放送
「保育園留学」
今回ご紹介するのは、子ども主役の暮らし体験ができるプログラム「保育園留学」。
「保育園留学」は1〜2週間家族で地域に滞在する、子ども主役の暮らし体験です。事業を手がけている株式会社キッチハイクは
2021年11月からサービスを開始しています。
きっかけは、株式会社キッチハイク代表取締役の山本さんの体験。都心のビルの中の園庭のない保育園に通っている自身の子どもが、コロナ禍で外で伸び伸びと遊ぶことができず、子育てのモヤモヤや違和感を感じていたそうです。偶然、仕事で関係があった北海道・厚沢部(あっさぶ)町にはどんな保育園があるのかを調べたところ、現在の提携留学先のひとつ「認定こども園はぜる」が出てきました。広大な園庭や園舎の中にボルダリングがあったり、体育館があったりと感銘を受けたそうです。次の日には、子ども主役のワーケーションのような形で保育園留学はできないかと、直接厚沢部町に問い合わせをしたことから始まりました。
保育園留学の特徴は1〜2週間の滞在中、子どもは保育園に通い、親は働きながら、その地域に暮らせること。家族で地域での暮らしを楽しみながら、日常生活とリモートワークができる施設に滞在します。現在は北海道から熊本まで43の地域で展開しています。園内に山や森があったり、馬を飼っていたり、冬になるとソリ遊びが体験できたり。他にも、遊具が全くなく泥んこ遊びがおもいっきり楽しめる保育園もあるそうです。対象年齢は0歳〜5歳までで、これまでおよそ1,000組のご家族が保育園留学を体験されています。また、保育園留学をきっかけにその地域に移住されるご家族もいるそうです。
聞いているだけで子ども達やご家族の笑顔が浮かぶお話でした。
時代も変わり、特に都市部では子どもを自由に遊ばせられる公園も少なくなってきているように思います。衛生面などから砂遊びをする子どもも少なくなっているとか。今だからこそ保育園留学という取り組みは、未来ある子ども達の成長過程の中で大切な体験なのかもしれませんね。子どもの頃の経験や体験は子どもだけでなく、親にとっても宝物になると思います。地域と子育て家庭をつなぐ、素晴らしい取り組みですね。
ご興味のある方は是非、『株式会社キッチハイク』のwebサイトをチェックしてみてください。
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