【J-WAVE81.3FM / 2024.7.21放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2024年7月21日放送
福祉タクシーをつなぐWebシステム「mairu」
今回ご紹介するのは、福祉タクシーと利用者のマッチングを行うWebシステム 「mairu」。
「mairu」を運営している株式会社mairu techは、2022年3月にプロジェクトをスタートし、昨年5月に会社を設立。
さまざまな人が安心して使うことのできる移動のインフラを構築することを目指し、次世代の医療・福祉搬送サービスの開発・展開を推進しています。コロナ禍でお互いの移動を制限された経験から「当たり前のように移動が出来ることはいいよね!」と思ったこと、高齢化に伴う歩行困難や運転免許返納から「移動ができることは当たり前ではない」ということに気づいたことが開発のきっかけです。
現在は大学生を中心に、7名のスタッフで運営しています。
健康で豊かな生活に、移動は不可欠ですが、障がいのある方だけでなく、様々な理由で移動が困難な方にとっての主な移動手段は、乗り降りの支援を含んだ移動サービス「福祉タクシー」や医療行為の伴う「民間救急」です。しかし、「福祉タクシー」業界には民間の個人事業者が多く、情報源が統一されていないのが現状です。「〇〇に行きたい!」と思っても、事業者を探して予約を取るには、とても手間がかかってしまいます。
「mairu」はそういった手間を省いて、場所や時間、支援の内容を入力し、検索するだけで「福祉タクシー」や「民間救急」をスムーズに予約できるシステムです。未来の医療、福祉モビリティとして注目を集めています。
車椅子で乗るのか、担架で乗るのか、どんなサポートが必要かを選択できる、きめ細やかな配慮もされています。大切な移動の価値を届けられるようにサービスを行っています。予約が便利になっただけではなく、認知度の低い「福祉タクシー」「民間救急」に課題があることを感じてくれて、“活動してくれてありがとう”と感謝されることが多いそうです。
現在は、兵庫県 神戸市で運営されていますが、今後は全国での展開も視野に動いているそうです。
移動を諦めずに会いたい人に会える、これからの社会に必要なものです。
「mairu」が、より医療・福祉のモビリティを広げ、人々をつなぐ存在になるといいですね。
ご興味のある方は是非、『株式会社mairu tech』のwebサイトをチェックしてみてください。
<番組内で放送した内容はこちら>
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