【J-WAVE81.3FM / 2024.7.14放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2024年7月14日放送
NPO法人みんなのことば
今回ご紹介するのは、音楽で子どもの心を育てる「NPO法人みんなのことば」。
代表理事の渡邊悠子さんは、演奏家の手配やBGMを選ぶ音楽コーディネーターをしていましたが、ある幼稚園で生演奏と聞いている子どもとの間に大きな化学反応が起こることに気づきました。また、当時のコロンビア大統領のスローガン「楽器を手にする子供は、武器を手にしない」という言葉から、音楽はコミュニケーションのルーツだと確信。音楽を楽しむ心は、相手と仲良くなることができる、世界の平和にもつながっていくのでは、と子ども達に届ける活動を始めました。
2009年から、プロの音楽家と一緒に幼稚園、保育園、文化庁の事業として小中高、特別支援学校、日本全国に、聞く・見る・知る・歌う・みんなで演奏する、といった要素をもつ参加型クラシックコンサートやプログラムを1,300回公演、12万人の子ども達に届けてきています。
現在参加しているプロの音楽家さんたちはフルート、バイオリン、ビオラ、チェロの四重奏の演奏家や歌や司会もする声楽家、ピアノ奏者の約15人。また、スピーカーを使わず生の音を届ける事にこだわっています。
コンサートは0歳から参加でき、「静かに聴きましょう」というお約束は全くありません。
『特に未就学のお子さんは、反応がそのまま表現と言われているので、静かに聴きましょうというところから入ると、その体験は「我慢」からはじまってしまう。自由に子ども達が手を叩いたり、笑ったり、歌い出したり、体を動かしたり、自由な反応を引き出す、表現を引き出すということをとても大切にしています。』と渡邊さんは話します。子ども達に自由に聞いてもらうと、普段接している先生方でも驚くような子ども達の反応が見られるそうです。
「みんなのことば」では、プロの演奏家によるコンサート、指揮者体験、生の楽器にふれることができる「みんなのサマーコンサート」を開催します。
7月20日(土)東京都文京区の文化シャッターBXホールです。
家庭環境・教育環境に関わらず、すべての子どもたちへ“本物の体験”を。一人でも多くの子どもの可能性が広がる素晴らしい活動ですね。
ご興味のある方は是非、『NPO法人みんなのことば』のwebサイトをチェックしてみてください。
<番組内で放送した内容はこちら>
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