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【J-WAVE81.3FM / 2024.6.23放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION

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J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。

2024年6月23日放送

おがくず粘土「もくねんさん」

今回ご紹介するのは、おがくず粘土「もくねんさん」。

作っているのは1951年創業の北星鉛筆株式会社。「もくねんさん」は、鉛筆の製造工程でどうしても生じる「おがくず」を有効利用しようと考え、その中から生まれた商品です。

おがくず粘土は粘土と言っても土は全く入っておらず、粘りのある木からできています。「のり」と「おがくず」(木屑、粉末)を混ぜて作るので、粘土が乾くと木になることが特徴。さらに、乾くと強度が出るので、釘を打ったり、紙やすりで磨いたり、木と同じ加工ができるようになります。使ったあとは燃えるゴミとして捨てることもできますし、万が一、屋外に放置してしまっても微生物が分解して土に戻ってくれるという環境にも優しい粘土となっています。「木」で作った「粘土」なので、「木粘(もくねん)」、それに「さん」をつけて、『もくねんさん』!人のように、親しみのある存在になるようにと名付けられたそうです。

また、「日本の伝統技術であり文化でもある“えんぴつ”という商品を、後世にしっかりと残したい。誰もが知っている“えんぴつ”で、地場産業を活気づけ、地元・葛飾区(東京都)を世界に知ってもらうきっかけにしたい」とさまざまな場所で「もくねんさん」にふれる機会をつくっています。産業展や海外のイベントで子ども達が粘土体験を楽しむことは万国共通。指先や発想力を鍛えることは将来の「ものづくり」につながる、ものづくりが途切れない世の中をつないでいきたい、という願いを込めているそうです。

北星鉛筆株式会社でも、鉛筆製作工程見学と同時に粘土体験を実施しているとのことです。

将来につながる発想力、創造力。楽しく育てていきたいですね。

ご興味のある方は是非、『北星鉛筆』のwebサイトをチェックしてみてください。

<番組内で放送した内容はこちら>
J-WAVE81.3FM hummingbird SERENDIPITY CONNECTION