J-WAVE（81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』

人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
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2024年6月2日放送

創作ユニット「点と」

今回ご紹介するのは、創作ユニット「点と」。
新たに制作している映画についてお話を伺いました。

「点と」は振付師/俳優の加藤紗希さんと俳優の豊島晴香さんで結成され、2018年から本格的に活動をスタート。

新作映画を製作することになったきっかけは、一昨年に製作した初の長編映画「距(へだ)ててて」を上映した時に訪れた長野県上田市。
老舗の映画館「上田映劇」で行われている、子どもの居場所づくり「うえだ子どもシネマクラブ」という取り組みを知りました。

「うえだ子どもシネマクラブ」は学校に行きづらい、行かないという選択をしている子どもたちが平日の日中に映画館のお手伝いをすると登校扱いになるという子ども達の居場所つくりの取り組みです。同じように、劇場「犀(さい)の角」ではイロイロ倶楽部という子どもの放課後の活動があったり、一泊安く泊まって悩みを相談することができる「ヤドカリハウス上田」などがあります。文化施設が地域の居場所を作っていることに感銘を受けたそうです。

お二人は街の取り組みに興味をもち、何度も長野に通うようになりました。 その中で、地域の方との交流が生まれ、人の温かさに魅了され、この魅力を多くの人に伝えたい、知ってもらいたいと思うようになり、映画を作ることを決断されたそうです。

新作となる映画のタイトルは「わたのはらぞこ」。
東京での生活に苦しさを感じた主人公が“休憩”のために、長野県上田市を訪れます。 街の人に出会い、さまざまな場所を訪れるなか、不思議な出来事がおとずれる・・・というストーリー。

慣れない地に訪れ、素敵な場所で新たな出会いが生まれる。とても興味の湧く映画ですね。

豊島さんが脚本、加藤さんが監督で製作し、来年公開予定。
現在、製作資金をクラウドファンディングで募集されているそうです。

出会う人々が次々といろいろな人を紹介してくれたという長野県上田市の人々。人と人との距離感も絶妙で、深く入りすぎない居心地の良さがあったそうです。そんな魅力あふれる上田市が舞台の新作映画「わたのはらぞこ」。映画を通して、上田市で行われているたくさんの取り組みが多くの方に知ってもらえるといいですね。

ご興味のある方は是非、『点と』のwebサイトをチェックしてみてください。

＜番組内で放送した内容はこちら＞
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