【J-WAVE81.3FM / 2024.5.19放送分】hummingbird SERENDIPITY CONNECTION
J-WAVE(81.3FM)『hummingbird SERENDIPITY CONNECTION』
人と人との出会いで可能性が広がる。そんな化学反応に注目。
誰もが笑顔になる社会、そして未来を目指す様々なトピックスを毎週日曜日、放送中。
2024年5月19日放送
高知県室戸市「むろと廃校水族館」
今回ご紹介するのは、高知県室戸市にある小学校の廃校舎を活用した「むろと廃校水族館」。
「むろと廃校水族館」は2018年の4月にオープンした水族館で、高知県の東側、高知龍馬空港から車で1時間40分のところにあります。
元々、室戸市ではウミガメの調査を行っていました。市から廃校の利活用の募集があったときに「ウミガメの施設として使ってはどうか」と提案をしたところ、それならいっそのこと水族館にしてしまおうということになりました。
学校という雰囲気を崩さないように、「面白い」「楽しい」という展示を意識しています。
「年中無休!お魚さんの授業参観、毎日‼」をテーマに、およそ50種類、1000匹の生き物に出会うことができます。
教室だったところに水槽を置いたり、跳び箱をくり抜いて水槽にしたり、25メートルプールに海水を引っ張ってきて、サメやウミガメなどを飼育したり。上から見ると魚が群れで泳いでいるのを見ることができたり、とユニークな展示が特徴です。
さらに、地元の漁師さん達が、室戸の近海で捕った魚を「転入生」として、毎日のように水族館に運び入れています。
人気イベントは「サバらしい日々」。
「サバ」と「素晴らしい」をかけたイベントです。昔から室戸には、サバを肉の代わりに「すき焼き」にする家庭料理があります。地域の人たちも食べたいし、県外の皆様にも食べていただきたい、とサバに脂がのっておいしい旬の2月に行っています。色々な飲食店さんにサバの料理を出していただくというものです。今では県外の方も楽しみにしているそうです。
水族館を見て楽しいだけではなく、イベントを企画したり、SNSを通して魚の新しい魅力を発信しています。また、水族館を訪れた方が地域で飲食したり、お土産を買ったりと地域の活性化にもつながっています。水族館を中心として人と地域がつながる、これからの活動も楽しみですね。
ご興味のある方は是非、『むろと廃校水族館』のSNSをチェックしてみてください。
<番組内で放送した内容はこちら>
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