「一般社団法人Local Coop 尾鷲」様を訪問しました
「株式会社paramita」様の事業「Local Coop」の拠点の一つである、「一般社団法人Local Coop 尾鷲」様を訪問しました。
「株式会社paramita」は、人口減少社会と気候変動の時代を生き延びるために、「自然が再生し続ける世界」と「地域社会が持続する未来」を両立するための事業に取り組んでいる企業です。地域共同体の新たな自治基盤をつくる「Local Coop」、森・海・産地など自然資本の価値を可視化して再生につなげる「SINRA」の二つの事業を展開しています。
今回訪問した三重県尾鷲市は豊かな自然に恵まれ、市面積の92%が森林で江戸時代からの尾鷲ヒノキ林業で栄えてきた地域です。しかし、現在では全国の地域が抱える課題同様に適切な管理が行われていない森林も見られる状況です。
現地では、活動の一環として山林の水脈を取り戻す取り組みの現場を見学しました。専門家のご指導のもと、堆積した土砂を取り出し、小川(沢)の再生が進んでいました。再生された沢では、アカハライモリ、オニヤンマのヤゴ、サワガニなどの生きものが見られ、自然が着実に息を取り戻している様子が観察できました。また、年間降水量が非常に多い地域である尾鷲では、山中に多種多様な苔が自生しており、元々持つ豊かな自然環境の奥深さを感じました。
小さな漁村・九鬼(くき)集落も案内いただきました。そこでは透明度の高い穏やかな海や、黒潮の影響で熱帯性の魚類が見られることもあると伺いました。九鬼集落は、かつてブリの水揚げで栄えた地域ですが、現在は過疎化が進み、多くの空き家が見られました。また、集落内の道幅が狭く、現行の建築基準法ではリフォームは可能だが、建て替えはできないケースがあるという現実も教えていただきました。
3日間の見学を通じて、Local Coopが実際の地域でどのように共創的な取り組みを進めているかを肌で感じる貴重な機会となりました。尾鷲の森と自然が少しずつ再生していく過程を体感するとともに、全国的に山林の荒廃や人口減少が進む現状を改めて認識しました。人と自然の関係をどう紡いでいくか、地域の未来をどう創っていくかを考えるうえで、今回の体験は私たちに多くの問いを投げかけました。
私たちNPO法人ハミングバードは、出会いをきっかけに共に考え、共に働く仲間を増やしながら、未来へ続く取り組みを積み重ねていきたいと思います。
株式会社paramita
株式会社paramitaは人口減少社会と気候変動の時代を生き延びるために、「自然が再生し続ける世界」と「地域社会が持続する未来」を両立するための事業を行う企業です 。2023年に三ツ輪ホールディングス株式会社、一般社団法人Next Commons Lab、株式会社TART(現 NEORT株式会社)の共同出資により設立され、地域と環境の課題を同時に解決するモデルづくりに取り組んでいます。
https://paramita.co.jp/