「読書バリアフリーとディスレクシア~多様な読書のカタチ~」を見学
10月18日(金)、認定NPO法人 EDGE様主催の『読書バリアフリーとディスレクシア~多様な読書のカタチ~』(東京・三田図書館)を見学しました。
「認定NPO法人 EDGE様」(以下「EDGE」)とは昨年出会い、当団体のラジオ番組でご紹介させていただきました。放送記事はこちら
「EDGE」は生まれつき、大脳の機能の問題で読み書きが正確にすらすらとできない症状「ディスレクシア」の正しい認識の普及と支援を目的とした活動をしています。
「EDGE」は今年も10月をディスレクシア月間として啓発キャンペーンを実施しています。東京・三田図書館にて展示を実施中、18日(金)は疑似体験&交流DAYということで見学してきました。
「ディスレクシア」について、本人も保護者も気付いていないことや、実は1クラス30人に2人の割合での子どもがいること、また、診断できる医師が日本には10人ほどしかいないなどの現実を知りました。
擬似体験では、不規則に並べられた文章の解読や利き手ではない方の手で画面に映し出された漢字を限られた時間で書いてみました。本当に難しく、文字の見え方そのものに支障があることがわかる貴重な経験でした。
「EDGE」代表・藤堂様の、読み書きに支障があるのに宿題をやっていない、勉強不足だと片付けられている日本社会での23年という年月、また、日本の教育制度では建築家になることは難しかっただろうという藤堂様のご子息がタイで数々の賞を受賞しながら建築家としてご活躍されているお話が「不便だが不幸ではない」という言葉につながり、心に残りました。
『読書バリアフリーとディスレクシア~多様な読書のカタチ~』は今月27日まで開催中です。
■日時:2024年10月14日(月祝)~27(日)
■場所:東京都港区立 三田図書館5階(東京都港区芝札の辻スクエア)
■主催:認定NPO法人EDGE
認定NPO法人 EDGE
ディスレクシアの人がいきいき暮らせる社会にするために、正しい情報の啓発活動、支援者養成、当事者ネットワークづくりを軸に活動しています。ディスレクシアは学習障害のひとつで読み書きが正確にすらすらとできない症状をいいます。
https://www.npo-edge.jp/